ズンガリガリガリズンガリガーリ

人生の物語や私的なことがらを140字前後で記録します。

肛門が見えたらワープする

上の子が視聴する教育的なDVDでそんなことを言っていた。ような気がした。振り向いたときにはすでに腸のおしまいの方まで来ていたので、少なくとも状況としては合っていたのだと思う。画面ではしまじろうたちがオビ=ワン・ケノービと共にミクロの決死圏をしていた。体内に侵入された少年が「うんこが出ます」とオペレーターの女性に申告したので、脱出したのだった。保育園児の頃に消化のことなんて知ってたかな?と首をかしげたのだけれど、よく噛もうとか手をしっかり洗おうとか理解するためにはいいのかもしれない。

下の子がうんこをしたので、上の子と丁度良いタイミングだねと笑いあい、おむつを取り替えようと御開陳したところ、未消化の糸こんにゃく(多分)が途中までしか出てきてなくて、肛門からひもがチョロっと出たみたいになっていた。このように消化されない場合もあります。肛門が見えたら超ひも理論でワープしますと言いながら、とりあえず引っ張ろうと試みるものの途中で切れてしまう。少しずつ切り進む格好である。サナダムシとの格闘はこのようなものなのかなと思ったりもしたのだ。真田「ワープ10秒前!」9, 8, 7, …。残りは星の彼方に見えなくなった。